「AIって、なんか怖くないですか」
しごと場でそう言ってくれた人がいました。
具体的に何が怖いかは、うまく説明できないけど、なんとなく不安で・・・
そういう感覚、持っている人は少なくないと思います。
便利なものに対して「なんか怖い」と感じることは、おかしくないです。
むしろ、その感覚を持ち続けていることが、実は大事なことです。
今日はそういう話をしたいと思います。
🟢 まず感じてみる
「AIが怖い」「なんか気持ち悪い」「不安がある」と感じる場面を、少し言語化してみてください。
何が怖いのかは、人によって違います。
- 自分のデータや会話が、どこかに使われている気がする
- AIに頼りすぎて、自分で考える力が落ちている気がする
- AIが作った文章や画像が広まって、何が本物かわからなくなる気がする
- 技術が進みすぎて、人間の仕事がなくなる気がする
どれも、根拠のない不安ではありません。「なんとなく怖い」を「何が怖いのか」に変換するだけで、少し楽になります。
🟡 ちょっと整理する
違和感の正体が分かると、具体的に動けます。
プライバシーが心配な場合:
AIに個人情報・住所・マイナンバーなどを入力しない、というルールを決める。ChatGPTには「会話を学習に使わない」設定もあります。
依存が怖い場合:
意識的に「AIを使わない時間」を作ってみる。
「この作業は自分で考えてみる」という日を週に一度設ける。
情報の真偽が心配な場合:
AIの情報を「入口」として使い、重要なことは別ルートで確認する習慣を持つ
怖さを「なかったこと」にする必要はありません。怖さの正体を特定して、自分なりの対処を持つこと。
それだけで、付き合い方がずっと楽になります。
🔴 自分の基準を明確にする
最後に、自分の「テクノロジーとの付き合い方」を、自分なりに決めてみましょう。
たとえば:
- 「便利に使うけど、判断は自分でする」
- 「個人情報は入れない。それ以外は積極的に使う」
- 「怪しいと思ったら確認する。それがクセになれば怖くない」
- 「全部は追わない。自分の仕事に関係することだけ知っておく」
「今の自分はこうしている」という言葉を一つ持っておくことが、技術の波に振り回されないための軸になります。
「怖い」と感じている人は、ちゃんと考えている人
何も感じないまま使い続けるより、「なんか怖い」と立ち止まっている人の方が、長い目で見ると健全だと思っています。
このシリーズを通じて伝えたかったのは、「AIをうまく使いこなす方法」ではなく、
「自分なりの付き合い方を持つこと」です。正解は一つじゃないし、今日決めたことが来年も正しいとは限らないのです。
それでも考え続けることが、一番大事なことだと思っています。
しごと場は、そういうことを気軽に話せる場所でありたいと思っています。
「最近こんなこと感じた」という話、いつでも持ち込んでください。