あなたが見ているスマホの画面に、こんな情報が出てきたとします。
「この投資法で資産が3倍になりました。詳しくはDMで」。
有名な実業家の顔写真、認証マークのようなバッジ。
コメント欄には「私も始めました」「本当に増えています」という声が並んでいます。
一瞬、「もしかして本物かもしれない」と思ってしまいますが
それは、どんな心理からでしょうか。
人間は、無意識に「他の人はどうしているのか」を手掛かりに判断します。
特に、
・時間がない時
・専門外の分野で判断するとき
・情報が多すぎて選べない時
身に覚えはないでしょうか。
保険の契約、スマホの機種変更など「専門外かつ情報量が多い」ことについて
みんなはどうしてるの?と他人の体験を参考にしたことがあるはずです。
これは、集団で生きる上で合理的な判断ですが
詐欺師はこれを利用します。
「みんなやっている」ということで、安心させ、信用させる方法です。
(行列のできているレストランのほうが安心できる、という心理と同じです)
また、投資詐欺は「知り合い」という信用を利用してくることもあります。
「〇〇さんから聞いて」「友人から紹介されて」などと言われると
内容が疑わしくても信頼が上回り、警戒心を薄めてしまいます。
そして、もうひとつ。
「今だけの」「残りわずか」といった言葉を使い、
損をするかもしれないという焦りを利用します。
時間がないと思わせるのは、冷静な判断を失わせるためです。
●まとめ
①著名人の写真や利用者の声、数値を使った「信用の演出」
➁専門知識が必要な分野に対し「みんなやっているから大丈夫と思わせる」
③今だけ、残り僅か、という「損したくない心理の利用」
周到に設計された詐欺ほど、本物らしさの精度は上がります。
特にお金については、信頼できる根拠が多いことと、本物であることは別です。
画面に出てくる情報は偽造できるからです。
こういったことは、普段から、家族や友人と話題にすることが大事です。
一人で間違った判断をしてしまう前に
「危ないかもしれない」という意識を日頃から持っておきましょう。